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デパスとは

デパス

デパスとは、ベンゾジアゼピン系に分類される抗不安薬で、有効成分は「エチゾラム」の商品名です。1984年3月より田辺三菱製薬株式会社より製造、販売されています。錠剤のタイプはそれぞれ[0.25mg]、[0.5mg]、[1mg]の規格があります。現状ではもっともうつ病に対して有効とされている薬のため、エチラームをはじめたくさんのジェネリック医薬品(後発品)が発売されています。治療薬としての歴史はすでに30年ほどにもなり、多くの人に投与され、その高い効果が認められています。

デパスの効果

男性

デパスはリラックスに関わる神経系に作用して、どうしようもない不安を落ち着かせる働きを持っています。半減期は約3時間程度の短時間型に分類される薬で、その効果は服用してから5時間~6時間持続します。脳を休ませる作用がありますので、睡眠薬のような効果も期待できるでしょう。

リラックス効果の他にも、抑うつ効果もあると認められており、うつ病の治療薬としても一般的に使われています。大きく分けて4つの効果があります。不安感を和らげる「抗不安作用」、眠りを促す「催眠作用」。筋肉の緊張やこわばりをほぐす「筋弛緩作用」、けいれんを抑える「抗けいれん作用」です。その高い効果と安全性から、心療内科や精神科での処方はかなりの頻度なのではないでしょうか。また筋弛緩作用もあるため精神科のみならず、肩こりや腰痛の薬として内科や外科などでも処方されています。

適応症

デパスは、神経症および胃・十二指腸潰瘍や高血圧などの心身症に伴う
不安、パニック障害、抑うつ、緊張、睡眠障害、神経衰弱症、うつ病や神経症に伴う緊張と不安、睡眠障害≫などの症状に効果的です。
更には、統合失調症や更年期障害、頸椎症、筋緊張に伴う不定症状、緊張、腰痛などにも効果を示すなど、原因が精神的なものに限らず、また通常の服用の仕方では即効性があり、副作用も少ないという点が優れています。

リラックスをもたらすメカニズム

女性

デパスは、不安やイライラ、緊張といった脳の働きの不要な活動を安定・低下させる働きを持ちます。その詳細は、脳の活動を弱めるベンゾジアゼピン受容体の活動を活性化させるという作用により、興奮・イライラが収まります。脳内のメカニズムは、ベンゾジアゼピン受容体が活性化すると脳の活動を抑制するCL-という電解質が脳内に流出し脳内の異常な興奮を抑えるます。更に、これまた脳の神経活動を鎮静させる神経細胞GABAa受容体にデパスが入り込み作用すると、GABAが活性化するといったダブルの鎮静作用を発揮します。

デパスの副作用

男性

この薬は精神安定剤の中でも副作用の少ないものであると言われており、比較的安心して飲むことができます。 しかし、この薬にもいくつかの副作用が報告されています。 副作用としては、眠気やぼーっとする、長期にわたる服用による依存性が主なものです。 服用中に自動車の運転はできませんし、集中力を使う作業なども難しいでしょう。

デパスの副作用一覧

  • 眠気
  • ふらつき
  • 脱力感
  • 倦怠感
  • ぼーっとする
  • 集中力
  • めまい
  • 生理不順
  • 興奮
  • もうろう
  • 息苦しさ
  • 頭痛
  • 言語障害
  • 発熱
  • 依存性
  • 悪性症候群
  • 横紋筋融解症
  • 間質性肺炎
  • 肝機能障害
  • 黄疸
  • 集中力、注意力の低下
  • 炭酸ガスナルコーシス

また長期にわたって服用し続けることで、飲んでいないと不安になってしまうといったことがあります。ずっと使い続けるのではなく、症状の改善が見られたら医師と相談しながら量を減らしていくのが良いでしょう。症状の悪化も考えられますので、自分で判断せずに必ず医師の指示の元で減薬してください。

用法・容量

女性

期待する作用によって、飲み方が異なります。
もちろん医師の指示に従い内服することが基本ですが、デパス自体の用法や注意点を心得ておくことは安全な薬物療法を続けるのに大切でしょう。
また効果的な睡眠生活や、かかりつけの医師との相談の際や薬の量を増減する際にも役立ちます。

  • 神経症とうつ病では、通常、成人で1日に3mgを3回に分けて内服(1mg 1錠/回)
  • 心身症と腰椎症、頸椎症、筋縮性頭痛の場合、通常、成人では1日に1.5mgを3回に分けて内服(0.5mg 1錠/回)
  • 睡眠障害で使用する場合は、就寝前に1回1~3mgを内服(1mg 1錠~3錠/回)
  • 高齢者の場合は、1日の服用上限を1.5mgまでとする。

※ここで注意するべきは、症状によって増減の指示が出る可能性があり、その都度医師とよく相談し、また抑うつでは薬の増減によって症状が劇的に改善したり、突然悪化したりということも起こりうるので、摂取されている方は自身のメンタルのみならず体調管理としてフィジカルアセスメントも合わせて行うことをお勧めします。

また中枢神経抑制剤、MAO阻害剤、フルボキサミンマレイン酸塩などとの飲み併せには注意が必要です。

デパスは個人輸入できない

女性

デパス(エチゾラム)は厚生労働省から向精神薬に指定され、平成28年9月14日より個人輸入が禁止されることになりました。そのためデパスはネット通販(個人輸入)などでは購入することはできなくなりました。購入する方法としては医療機関にて処方してもらうことが挙げられますが、他に不眠や不安障害に効くエチゾラムに代わる薬を使用するという方法もあります。副作用や依存性が少ないタンドスピロンを有効成分にしたアザピロン系の抗不安薬セディール。安全性が高く穏やかに効くバスパー・ジェネリック。ザレプロンを含有し抗不安薬としても使用のできるソナタ・ジェネリック。即効性に優れ、入眠障害や不安を和らげる効果のあるレクサプロなどがあります。

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