自分に合ったお薬を選ぶ

日常生活に支障をきたすようになった場合には、精神科医の診察を受け、医師が処方した薬を服用するわけですが、現代病ともいわれるようになった「うつ病」「ストレス病」。
また近年、米国の診断の進化により、日本でも認知が広まった「自閉症スペクトラム」や「注意欠陥障害/多動性障害」、「広汎性発達障害」、「人格障害」がうつ病の隠れた原因となっていることを訴える医師が増えています。
そして、米国のICD10およびDMS分類といううつ病の診断基準では、原因や発症原因の疾患・障害によって、より細分化され、適切な治療を受けられるように整ってきています。

しかし、そんな医療機関でもまだまだうつ病を治すには時間がかかり、孤独なたたかいを強いられます。かかりつけの医師と合わなかったりととても大変です。 重要な薬物療法においても、副作用が出るので、自分の体や生活に合った抗うつ剤・抗不安薬を見つけることはうつ病と向き合うための重要なファクターの一つとなります。
また薬の目的ですが、症状ピーク時の使用でうつ症状だけでなく不安・緊張の軽減、幻覚、妄想、強い執着といった症状を取るという第一目的と症状が安定したあとや社会復帰へのリハビリ中、再発の予防をするということが第二目的があります。


抗うつ剤には種類が存在する

強い効果のある初期開発薬の三環系・四環系抗うつ剤、セロトニン再取り込阻害薬、SNRI、NaSSAです。
即効性がある薬から強い効果を示すもの、副作用を抑えているけど効き方が緩徐な薬など薬によって効用と副作用の加減は様々です。副作用の発現の仕方も、
人によって異なり、また耐性ができることも薬の特徴です。

抗不安剤

抗不安剤の代表薬は、ベンゾジアゼピン系の抗不安剤です。これは鎮静・睡眠作用も併せ持った薬で、その種類は作用時間により睡眠薬と同様に短時間型、中間型、長時間型そして血中濃度が半分に薄まるまでに100時間も要する超長時間型まであり、ベンゾジアゼピン系だけで17種類もあります。
効果の強さに加え、副作用から作用時間を含めると、多くの種類があり、体質に合う合わないということがあるので、服用後の症状の変化に注意しそれを医師と十分に相談して鬱の友となる薬を探しましょう。